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2011年12月 9日 (金)

ふるさとを知る

8日(木)6校時,郷土教育の授業が西之表市在住の下村タミコさんをお迎えして行われました。下村さんは,現在月1回ジロの会(ジロは種子島の方言で囲炉裏)の中で,種子島の民話を紹介するなどの活動を続けておられます。

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講話の中では,戦時中の種子島の様子を中心に当時の教育システムや増田飛行場での出来事,小学校の体育館で負傷兵の手当をしていたことなどを語られました。生徒たちには時折「種子島弁」を交えて語られる場面もあり,その中で言葉の大切さを熱心に話されました。2年生は,文化祭の折,種子島に連れてこられた当時朝鮮の方々の苦労や特攻兵との出会いなどを構成劇で演じました。この劇中の話を講師の方に訪ねたところ実話であることも分かりました。これまで学んできたことの集大成とも言える内容であったとともに,種子島の良さ,そして郷土種子島に誇りをもつことの大切さを考えさせられた講話でした。