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2011年2月 7日 (月)

必要なものを自分でつくる

日常生活で必要なものを自分たちでつくる。50年程前までは当たり前のことでした。

私の生家はいわゆるサラリーマン家庭でしたが,それでも,味噌や梅干しは祖母の手作りでしたし,ちょっとした本棚は父の不器用な日曜大工ですませていました。

今の私を振り返ると,日々の生活に使うもののほとんどを店で買ってすませるようになってからずいぶんと年月が経っているように思います。そして,少しでも不具合があるとすぐに買い換えるという習慣も身に付いてしまっています。

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6校時,2年1組の生徒たちが本立てをつくっていました。

手作業でやすりをかけて部品を仕上げる,手作業で釘を打つ,必要なものを自分でつくるためにぜひ身につけておきたい技能です。

アンティーク家具を修理しながら使い続けることに価値を見いだす人々がいること,そのためのテレビ番組もあるということを思い出しました。

必要なものを自分で作れなくても,今あるものを修理しながら使い続ける。現在の私たちが忘れかけている大切なものを思い出させてくれました。