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2011年2月 8日 (火)

学習を減災に生かす

「減災」とは一体何のことかと思われる方もいるかもしれません。一般的には「防災」の方が多く使われているのですが,本当は地震や火山噴火などの災害を防ぐことはできません。それに代わって,起きてしまった災害を人の知恵でいかに軽いものにとどめるかというのが「減災」という考え方です。

霧島連山新燃岳の活動が活発であるというニュースは連日報道されています。種子島では大きな被害が出ていないので,遠く離れた場所でのことのように思いがちですが,種子島の近くにも硫黄島,口永良部島などの火山島があるので,あながち他人事とは言えません。

Rittaishi1 Rittaishi2 

1年生の理科では,そのような火山噴火や地震発生のしくみについて学習する単元があります。1年1組は,日本付近ではなぜ地震や火山噴火が多発するのかを,「立体視」という特別な方法で学習していました。いわゆる,今流行の「3D」の肉眼版です。基本的に器具類を使わないのですが,難しいのは,自分には見えても他の人に見せてあげることはできないことです。1年生の苦闘が続いていました。