越えられないハードル,越えなければならないハードル
やりたいことを妨げるものをハードルにたとえることがあります。問題は,そのハードルが越えられないものか,越えなければならないものかということです。
本人にその責任がないにもかかわらずハードルが越えられないときは,越えられるようにする環境を整えることが必要です。それが,バリアフリーの考え方です。先日福祉体験学習を行った1年生が,街中で見つけたバリアフリーの例を掲示物にまとめていました(写真左)。何気なく歩いているところにバリアフリーを意識した設備があったり,バリアフリーを意識しているのにその効果が十分表れていなかったりすることが分かります。
一方,越えなければならないハードルもあります。それは,人生の目標です(写真右)。中学時代は必要な基礎を身に付ける時期。どんな種類のハードルを越えたいか,越えられるようにするにはどんな力が必要か,その力はどうすれば身に付くかをしっかりと考え,地道に努力を重ねることは大切です。