風に向かう
本校には校訓「風に向かって立つ」の書画が3枚(校長室,生徒玄関,体育館)ありますが,生徒玄関のものだけ「風」の字が少し異なっています。生徒の登校時,水色の空に浮かぶ鉛色の雲をバックに,強い北風にしなやかになびく椰子の葉を見ていて,この字が頭に浮かびました。
これからの季節,学校周辺では北寄りの季節風が容赦なく吹き荒れます。背が高い椰子の木に当たる風は相当な強さなのでしょう。しかし,この椰子の木は折れることもなく,しなやかに立っています。
風に向かって折れることなく立つには,強さだけでなくしなやかさが必要であることをこの椰子は教えてくれているようです。身体的な強さはもちろんですが,豊かな心や知恵が必要だということになるのでしょうか。
さて,生徒たちは今日も元気に登校しています。その中には自転車で登校する生徒も。
正に「風に向かう」生徒の姿です。