2年生平和学習
9月22日(木)の5・6校時の「風立タイム」(総合的な学習の時間)に,2年生が平和学習を行いました。場所は町内の増田地区「九州海軍航空隊種子島基地跡」の戦跡を巡りました。
【掩体(えんたい)群跡】飛行機を敵の攻撃から守るために,山を切り拓き,偽装網などをかぶせた場所です。
【入植記念碑】この地域が軍用地として指定されたことにより,やむなく強制移転させられた住民の一部が,戦後再入植した経緯を記した記念碑です。
当時,住んでいた方々が使用していた鍋も見せていただきました。戦後,軍用機の残骸を溶かして作ったジュラルミン製の鍋などを見て驚きました。
【戸畑の煙突】当時,居住していた人々が使用した炊事場と風呂場跡が今も残っています。
【弾薬庫跡】高さ約4.3m,幅約5m,奥行き約10mのコンクリート製弾薬貯蔵庫跡。空襲などで地上施設が破壊されたことにより作られたそうです。
【垣添隊の砲台跡】アメリカ軍の上陸を水際で防ぐために,断崖に掘られた海軍陸戦隊の砲台跡。海岸から眺めました。
2年生は1学期の修学旅行で,長崎において平和学習を行いました。今回は戦跡がふるさと種子島・中種子にもあったということを学び,遠い地での出来事ではなかったことを知りました。今回でさらに平和の尊さを実感し,平和のために自分に今,何ができるか改めて考えたことと思います。