全校読書
種子島も雨が降ることが多くなりました。
中種子中学校では6月9日(火),10日(水)の朝読書の時間に全校読書を行いました。
今回の題材は幸田露伴の「五重塔」です。
モデルになった寺は東京谷中の護国山天王寺です。
腕はいいのに世渡りがへたで「のっそり」と呼ばれて馬鹿にされている十兵衛と,感応寺の工事を請け負った棟梁として,名工の名を馳せている親方の源太。五重塔が完成するまでの二人の心の葛藤を描いた物語です。
図書委員長が放送室から物語を放送します。
生徒たちは教室で放送を聞きながら、物語が印刷されたプリントを読みます。
全校生徒がどんどん「五重塔」の世界に引き込まれていきました。
生徒たちは明治時代の流行作家,幸田露伴の作品を味わいながら,雨の日を穏やかに過ごすことができました。
読書が終わった後は作品の感想を記入しました。
それぞれの生徒がこの文学作品の楽しさを感じることができました。
今後も,多くの本に触れあってほしいと思います。