現在は100%近い子どもたちが,少なくとも小・中・高等学校の12年間,学校に通っています。自分の未来を創る力の基盤を育てることは学校の大切な役割ですが,それぞれの学校種ごとの役割分担はどうあればよいのでしょうか。また,進学,進級にあたって子どもたちの戸惑いを少しでも減らすにはどうすればよいのでしょうか。
そのような課題の解決を目指した町小・中・高学力向上対策委員会が,本日,本校で開催されました。
2年生英語の授業を参観した後,町内全ての小・中・高等学校の先生方が,その対策について熱心に話し合いました。
12年間の教育を受けた後には,就職や進学のために全国の同級生との競い合いがあること,また,その先には厳しい社会の現実が待っているということも理解しておく必要があります。
現代社会において,自分の未来を創り出す過程の中で就職試験,資格試験,入学試験を避けて通ることはできません。それぞれの試験は,必要とされる学力が身に付いているかを試すものですが,多くの生徒にとって最初の関門となるのが高校の入学試験です。
あと8か月で入試関係の書類提出が始まる3年生は,あさってから2日間,実力テストを行います。
写真は,今日の5校時,英語,理科,技術の授業を受けている3年生の姿です。公立高校入試は島内の同級生との競い合いが主ですが,3年後の就職試験,専門学校や大学の入学試験などは全国の同級生との競い合いであることを視野に入れ,しっかりと力を付けていってほしいでます。あわせて,身に付けた力を実生活でどう生かすかという発想力,応用力も大切にしてほしいと思っています。
腹痛,寒気などの体調不良を訴える生徒が多いようです。大型連休後の疲れ,気温や湿度の急な変化などが作用していると考えられます。
手洗い,うがいの徹底だけでなく,気温の変化に合わせて着衣を調節する(現在更衣準備期間なので夏服でなければならないということはありません),週末は休養をしっかりとるなどして,体調をよい状態に保てるよう,工夫をしてください。
来週元気に登校できるよう,よろしくお願いします。
未来はやって来るものでしょうか,自分で創るものでしょうか。ただ待っているだけでも明日はやって来ますが,どんな明日になるかは自分次第です。
写真左は進路コーナーに置いてある冊子です。どんな人生にするのか,どんな未来にするのか,そのため今日や明日をどう生きればよいのか,たとえ1年生であっても,今のうちから真剣に考えたいものです。写真右はある教室で見つけたお守りです。どんな職に就くにしても,自分の力を最大限高めておくことは大切です。また,そのことは,学校の最も基本的な役割でもあります。未来に向けた備えを十分にしておきたいものです。
「300のシゴト」は,家庭でも話題にしてもらえるよう,全生徒に配布してあります。積極的な活用をお願いします。